西荻らしいお店 (FLYERS-web　FLYERS-design.の仕事手帖)

　
最近、よくパラパラと眺める本。
なぎら健壱の『絶滅食堂で逢いましょう』。
友人からのプレゼントです。
　　
雑誌の食楽の連載を好きで読んでいましたが
本は買っていなかった。
意外だと言われるけれど、なぎら健壱好きなのです。
いい加減なところが面白いし、
たまに無意味な嘘話を披露するのも可笑しい。
　

でも、この本は嘘　はナシ。ちゃんとしてます。
時代を感じる愛すべきお店を飄々と楽しげに紹介している。
ウンチクは、ないところも良いですね。
　
登場するお店は　長く愛されている・・とか
庶民値段だとか良い顔つきの店構えとか
どこも懐かしく感じる店なのです。
　　
すると　やっぱり考えてしまいますが
西荻ならばどの食堂だろう？
　
以前なら丸藤食堂かしら　と言いたいところだけれど
残念ながら　閉店。
有名どころで　こけし屋？喫茶店のどんぐり舎？
色々ありますが、私が選ぶ西荻らしい食堂は
やっぱり　とん八かな。
名前のまんまですが　トンカツのお店です。
　
美味しいし、早いし、安い。
小さいカウンターの中のおじさんのテキパキした動きも
お客さんはみんな好きだと思います。
常連でもそうでなくても、対応が同じところも良いところ。
　
そうそう、もうひとつ食堂ではないけれど
愛すべきパン屋さん　しみずや。
懐かしさなら　ここでしょう。
それにもちろん美味しくて安い。

しみずやのパンと　クマクッキー。
（フリペF★Bに掲載した写真です）
熊？にみえないけど、そこも味です。
　
どちらもおじさんが頑張っている。
ずっとそこにあって欲しいお店です。